ウィスラーキッズキャンプ レッスン開始にあたって
3月27日(日) 雪、曇り時々晴れ −5度〜−3度
ウィスラーキッズキャンプのスキーレッスンがいよいよスタートしました。
9時30分にスキーインストラクターを交えて簡単な開会式兼レッスン時のポイントを受講生である子供達、インストラクター相互に安全第一、そして楽しくレベルアップを目指すことを確認徹底しました。
スキー教室は、歴任のジェーエス(男性・カナダ)、マット(男性・イングランド)、ミッシェル(女性・イングランド)、マルティーナ(女性・カナダ)の4名で行ないます。歴任のハリエット(女性・イングランド)は怪我のため、担当はしませんが、リピーターの子供達へのあいさつに来てくれました。
これから、ウィスラーキッズデイを含めて5日間、広大で変化に富んだウィスラー&ブラックコムスキーエリアの環境を最大限に活用しながら、カナダメソッドに準じながら滑走中心のスキーレッスンに挑戦します。ネイティヴな英語でのスキーレッスンも最終日までには慣れる様、一方通行ではなく、インタラクティブに子供達からもスキーレッスン、リフト、ゴンドラで乗り合わせの人達とより積極的にコミュニケーションを図っていくのも醍醐味の一つです。
積雪状況は、中間駅より上のエリアでは抜群のスノーコンディションでした。時折視界が悪く、過酷な環境下も経験し、どの班も対応力、斜面に負けない精神力が初日ながら少しずつ自然に養われたようです。
クラス分け後に4班に分かれて課題に沿ってレベルアップを図ります。各フェロースタッフが班の担当として、最低限の通訳(技術、安全管理)を行います。
また、毎日ブログでレッスン、アクティビティーのフィードバックを行います。各班が英語のユニークな名前をつけて団結をより強くします。
責任者: 水澤 史
↓ 本日のブログはここよりスタート
皆様、こんにちは。
ウィスラー到着から一夜明け本日は、キッズキャンプのスキー初日がスタートしました。
まずは、ロビーに集まり朝の説明。「どんな1日になるのだろう」と神妙な顔つきで話を聞いているフェローキッズ達。今シーズンは、22名のキッズ達が参加してくれました。
昨晩のミーティングでたくさんのフェローキッズが「スキーの上達」を目標にあげていましたが、頑張りましょうね!
残念ながら、体調不良で本日は2名のキッズがお休みです。
一人は、熱が出てしまったしゅんじろう君。
もう一人は、山頂までゴンドラで登りましたが、気分の悪くなってしまったはるかちゃん
(二人とも現在は回復しています。寝不足や時差ぼけの影響もあると思います。)
次は、場所を移動して本日からお世話になるインストラクター達との顔合わせ。今年は一人増えて4名のインストラクターでスキーレッスンを進めます。
左から、ジェーエス、マット、ミッシェル、マルティーナ
弊社代表の水澤がインストラクター達を紹介してくれました。
「誰が先生になるんだろう?」とフェローキッズ達のドキドキしている様子が伝わります。
キャンプに参加するキッズ達の足には、写真のような発信機をつけているので、いなくなる心配がありません!!
ゴンドラで山頂まで登りました。滑る前には必ずストレッチをします。頭からつま先までしっかり伸ばしましょう。
いよいよスキーがはじまりました。インストラクターにそれぞれの滑走を見てもらい班分けです。今回は4つの班を作ります。
班の名前は、スキースターズ、スノーウォーリャーズ、スノーチンパンジー、スノーマンの4班です。キッズが考えてつけたり、インストラクターが決めたりして決定しました。
【スノーウォーリャーズ】 インストラクター:マット
エイタロウ、ハズキ、ユキト、イツキ、コウセイ、ケイ、ヒロキ 年齢順
私、小瀬は、スノーウォーリャーズのテールガイドを担当しました。ゆっくりと大きなターンで足慣らし。
フェローキッズ達は、「こんな大きなスキー場、日本にはない」とスキー場の広さに感動していました。
ウィスラー名物のゴンドラ、ピーク to ピーク
基礎課程の本日は、スピード調整しながら、中ターン、そして小回りをしながらポジションの確認をしました。
キッズによっては、前傾になりすぎたり、後傾になりすぎたり。特に後傾姿勢は、ターンコントロールができなくなります。また、太ももに負担がかかり疲労に直結してしまいます。
ウィスラーのような広大でロングコースが多いスキー場では、スキー技術を磨くとともに、いかに疲れない滑り方をするかも重要な事です。
ランチは、ランデブーのレストラン。キッズ達は15ドルのバウチャーが渡されます。メニューを見て、消費税5%が必要な事を頭に入れておきながら、予算内で好きなものを購入してもらいます。注文時は、ちょっとした英語も使わないといけません。
そうして、買ってきたランチをほうばるフェローキッズ達。何か既に頼もしい顔つきになってきたような(笑
【スキースターズ】 インストラクター:ジェーエス
ミオ、タイセイ、キョウコ、リョウゴ、エリカ、ショウヨウ、カヤ 年齢順
VIDEO
午前: 足慣らし、滑走感覚をまず高める為に高速で理屈抜きにスキーの本質的な、いかに高速時、長距離滑走時に良いポジションを維持できるかのトレーニング。
リフト1本分をノンストップで、斜面変化、斜度の変化、雪質の変化を無意識に対応しながら滑走することで、インストラクターの滑るライン、スピードについていくことで本質的な滑走感覚が短時間でも自分のペースから脱却することで徐々に養われてきました。
途中からは、高速時のショートターンの練習へ移行。下半身重視のスキー操作でセンターに常にポジションが維持できるよう、上体は遅れないよう常にフォールラインに飛び込むよう前へ前へ移動していく。どの子供達もかなり積極的な攻めのショートターンを実践していました。
午前中はかなり、身体で滑走感覚を養うことに集中しました。
午後: 午前中のポジションをさらに高めるために、降雪がほどほどの柔らかなコブ斜面、急斜面など難易度が高い斜面を集中して、ポジション維持、精神的に斜面に飲まれず、挑戦する意識を養いました。
ところどころ、大きなコブ斜面では、子供達にとっては小山のように感じるものですが、前後のバランスをとりながら、フォールラインに絡んだ不整地滑走感を数本トレーニングしました。
バリエーションとして、他人と回転弧、スピードを合わせたり、ジャンプなど調整力や急激な変化への対応力を高める練習にも取り組みました。
初日からかなりハードに滑走量と何斜面を体験したことで自信が相当ついたようです。明日は晴天なのでもっと技術レベルアップに集中できることでしょう。
報告者: 水澤 史
【スノーマン】 インストラクター:マルティーナ
ショウタロウ、タイイチロウ 年齢順
なるべく空いていて視界の良いコースを選び、スキーの基礎を学びました。止まらずに少し 長めの滑走に挑戦。ターンの仕方とリズムづくりを教わりました。
午後はそれぞれの課題に分けて、スピードを抑えて止まる練習(T君)と、板をなるべく揃えてスピードをつける練習(S君)
報告者: 春山泉
【スノーチンパンジー】 インストラクター:ミッシェル
ヨシキ、トモナ、ケント、ヒナタ 年齢順
ややボーゲンが基本のグループだが、シュテムターンからスピードがつかない緩やかな斜面では少しパラレルターンを習得。
スキーをまっすぐにする怖さに慣れるためコース脇の細いコースやツリーランにも挑戦。ツリーランはとても楽しかったようで、明日はもっと入りたいと口を揃えて言っていた。
勢いがついた時に急に止まる練習(ホッケーストップ)も行いました。
報告者: 春山泉
雪のコンディションもよく、4班ともに楽しく1日目を終えられました。
スノーウォーリャーズ班
スキースターズ班
スノーマン班
スノーチンパンジー班
スキーの後も盛り沢山の内容です。
空き時間を利用してウィスラービレッジを散策して来ました。オリンピック記念広場で撮影
そして、キッズお待ちかねのスポーツアクティビティ。今回もAチームとBチームに分かれ3種目競いました。
1種目は、ドッジボール
お次は、フットサル
最後にバスケットボール。
3種目やるのは、より強いチーム団結力を。そして、キッズ全員にそれぞれの得意分野があると思いますが、それを発揮してもらう為です。
アクティビティの後は、体育館からレストランへ直行。
本日のディナーは、オールド・スパゲティー・ファクトリーでラザニアをいただきました。サラダ、ラザニア、デザート・アイスの3コース
今晩の締めとして、班長ミーティング。班長の役割を再確認し、何ができていないか、班内での問題点はないか、明日のスケジュールの把握、班員に伝達する重要性、時間厳守、挨拶の徹底、大きな声を出す、返事、意思表示をする。
やることがいっぱいです(笑
好きで班長をやりたいキッズはいないかもしれませんが、またとない機会です。きっと大きく成長することと信じます。
小瀬 信広