ウィスラー・キッズキャンプ2018を終えて

2018年カナダ・ウィスラー・キッズキャンプの全現地プログラム終了しました!

本日、現地3月29日(金)で全ての現地カリキュラムが事故、怪我なく無事に終了することができましたことを報告いたします。

今回は、全国各地から7才〜14才までの20名のキッズが参加してくれました。
スキーレッスンは降雪日も3日あり、3月下旬でもフレッシュスノーにも恵まれ絶好のコンディションのもと開催できました。広大なウィスラー&ブラッコムスキーエリアで4日間の通常レッスンと1日はウィスラーキッズ体験と合計5日間、たっぷりとカナダ指導メソッドによるスキーレッスンを全て英語で実践できました。
レッスン内容はキッズキャンプ現地レポートどおり、ウィスラーの規模、地形を存分に活用しながら滑走量、滑走距離を重視したレッスンプログラムです。

スキーレッスンのプロセス
4班に分かれて基礎課程では、整地でのポジション、バランス、ターンの前半から後半までの基本操作を様々なバリエーションレッスンを取り入れながら、いかに安定した、斜面に適合したスピード、ターンの回転弧、リズム変化をマスターしていきます。

最終的に応用課程では、コブ斜面、急斜面、ツリーラン、新雪(整地、不整地)ともに自然の地形を最大限に活用しながら、あらゆる斜面、雪質にも対応できる技術をその状況、条件下に判断できることを目指しました。また、スキー教師が率先してその斜面、状況下に導いて実践的なトレーニングを行いました。

全班がそれぞれの技術レベルで体験していきます。日本ではまず滑走させないオフピステ、ツリーランもカナダでは子供からどんどんチャレンジさせるのが特徴です。また、スノーパークも体験することでエアージャンプ等の空中感覚、上体が遅れないバランス感覚も楽しく体験したことで対応能力も高まりました。

競技課程では、プルークボーゲン、シュテムターン、パラレルターンのあらゆるレベルでも制限されたゲートのリズムに対応できるコントロールとGSセットでスキーを踏み蹴る、しっかりと乗って行く、中急斜面では確実にエッジングする競技スキー技術を養います。子供達にレーシングの楽しさも体験してもらいタイムを意識することで強いスキー、無駄のない速く滑らせるスキーを覚えるキッカケになったようです。

子供達も大人同様に、斜面による得意不得意、例えば整地は綺麗に滑走できてもコブ、新雪は苦手、ツーリーランは苦手しかし、競技スキーは得意とか様々です。しかし、レッスンの各課程がどれも重要です。レッスンはいつも同じ班ではなく、この先生この課題を集中して習いたいとか、指導法がよりマッチングする場合もあります。それなので時々、班や先生をシャッフルするのも効果的です。

しかし、最終的にあらゆるスキー技術のレベルアップも大切ですが本来の大自然のもと楽しいスキーイングでなければ上達もしません。この視点、観点ではカナダスキー、スキー教師たちは素晴らしい指導をしてくれます。

教育プログラムとしてのプロセス
キッズキャンプではスキー以外の集団生活、ヴァーティカル・ディバイド(縦割り)によるグループ、メンバー、組織とはを学びました。班長の責任、中学年のフォロワー的な役割、低学年がサポート、ヘルプしてもらうことで、いつかは中学年、班長の立場になれるように縦割りのコミュニケーションを重視して過ごしました。

自分のことはできてもメンバーをいかにそうしてもらえるかを悩んだり、相手が自分の言うことを全く聞いてくれないとか、時に自信を失ったりすることもあったようです。しかし、それに向き合うことで日を重ねるごとにコミュニケーションの重要性が自覚できてきたり、相手の気持ちを理解しようとする優しさや気持ちの余裕が生まれたり、日々のアクティビテイーを牽引したり、プレゼンテーションでは積極的にアイデアを考えたり、発信型、参加型への成果も大いに後半は見られました。

英語でのコミュニケーションは、スキーレッスンでは集中することでなんとか理解しよう、発言しようという意識も後半には芽生えてきました。ウイスラーキッズでは、英語圏、フランス語圏、スペイン語圏の子供達との意思疎通に相当プレッシャーだったようです。しかし、外国人の子供達が積極的に話しかけてきたり、逆に無視されたりと、どちらにしても英語を本気で習得しようとか、自分から行動しなければ何も始まらないという危機感、学習意欲、そして世界が広がることは単純に楽しいと実感してくれたようです。

街頭インタビューでは、会話も大切ですが傾聴力、理解力そして自己表現することがいかに大切かを日本人として学んだようです。

最終日が終了し、達成感と安堵感、そしてスキーレッスンを通してスキーの楽しさ、レベルアップをさせてくれたスキー教師達への心から感謝ができました。そして仲間たちと最終日を悔いなく時間を過ごそうと別れてを惜しむ一日となりました。

明日は、みんなで無事に日本へ帰国して大きな声で只今!を言いましょう。
保護者の皆様、是非とも一回り成長した子供達を温かくお迎えしてあげて下さい。

尚、キャンプの様子についてブログで紹介できなかった写真、映像は4月下旬に東京本社から発送する予定です。どうぞご期待下さい。

フェロートラベル
代表 水澤 史

キャンプ責任者 小瀬信広

キャンプコーデイネーター 廣橋伸子

キャンプコーディネーター志摩奈々子

カテゴリー: 未分類   パーマリンク