ウィスラーキッズキャンプ2016:スキー4日目 ウィスラーキッズ

ウィスラーキッズ参加を無事に終了!

今日は通常のキッズキャンプレッスンとは違ってカナダ、アメリカ、メキシコ、日本以外のアジア圏からの子供達と一緒にレッスンを受ける日です。しかし、小学生で技術が高い子供達は、同レベルの日本人だけの場合があります。その場合は、担当教師も通常日とは違うので、違った視点での技術指導、スキー教師とのワンランク上のコミュニケーションを図ることを目的とします。

英語圏の子供達やフランス語、スペイン語圏、アジア圏の子供達も英語はネイティヴスピーカ―と変わりません。英語だけで進行していくレッスンに戸惑いや不安は相当なものだったかもしれません。
また、リフトやゴンドラで乗り合わせた場合の対応、ランチタイム時など自分の存在に関係なく周囲が回っていく疎外感も時には感じたかもしれません。

外国人、特に英語圏では自分から上手い、下手など関係なく相手に伝えようとしなければ何も始まらない、変わらないという行動原理を学ぶとても良いチャンスになっているのです。

レッスン終了後の素直な子供達の感想を聞くと、英語が通じたり、まったく通じなかったり、外国人の子供とお友達になれた!スキーレッスンは楽しいかったがコミュニケーションに関しては、ストレスだったり、まったくできなかったり!とその反対もあったようです。

上手く行く、行かないが問題ではなく、スキーレッスンを通してはっきりと日本にはない環境、人間関係に向き合うことで何かわかることが目的なのです。時には自信を得るだけでなく後悔、反省、挫折に近い失望感も日本での学校生活や地域社会では体験できない経験を小中学生の時期に大人の力を頼らず、挑戦したことです。

普段あたり前に思っていたこと、友達の素晴らしさや両親や家族の存在、そして世界観を少しでも身につけるきっかけになることに意味があります。スキー技術、コミュニケーション力、集中力のアップにそして自己を少し客観的に見ることができるようになったように感じました。しかし、子供達は私達が考えるより、もっと大きな収穫を得ていることと思います。

キャンプ責任者: 水澤 史

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本日のブログはここから

皆様、こんにちは。。

本日は、待ちに待ったウィスラーキッズの日です。各国の子供たちが参加する一般の子供向けスキーレッスン、「ウィスラーキッズ」に参加してきました。

昨日までは、レッスンをフェローキッズ達だけで過ごしていました。スキーインストラクターの説明を聞く時、そして話す時以外は、ほとんどの時間を日本語で過ごしていました。

本日は、外国のお友達とコミニュケーションを図ることを目的とした特別な日です。スキーを学ぶ事はもちろん、一緒にレッスンを受講する外国のお友達と上手くコミュニケーションが取れたのでしょうか?

昨晩のミーティングでは、フェローキッズ達、新しい環境への期待と日本語が通じない不安など様々な思いを語っていました。

本日の班分けは、まず、年齢でジュニア(13〜17歳)とキッズ(7〜12歳)にわかれます。そして、昨日までのスキーレッスンで、各インストラクターが決めてくれてレベル(1〜6)を参考にして分けていきます。

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まず、非常に嬉しく感謝すべきことは、フェローキッズ22名全員が、このウィスラーキッズレッスンに元気に参加でき、皆様にその報告ができたことです。

スクールのルールで、両親や保護者は子供達について行ってはいけないこととなっている為、ゴンドラ乗場で彼らにエールを送り見送りました。

 

さて、フェローキッズ達は、どんな一日を送ったのでしょうか?

フェローキッズ達の写真とその晩のミーティング時に発表した彼らのコメントを、戻ってきた順に掲載します。

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ヒナタ: 私だけ日本人だった。外国人から話しかけてもらったので友達になれた。名前とか年齢とか聞いてもらえてよかった。

 

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インストラクター右横から、ハヅキ、ヒロキ

ハヅキ: 最初、デコボコのコースをうまく滑れなかったけど、やっていくうちに滑れるようになった。外国の人と少しは話ができてよかった。

ヒロキ: 午前中は、日本人は自分一人だけ。何を言っているのかわからなかった。午後からはハヅキ君もきて一緒だったので心強かった。コブが怖かったけど滑れるようになれてよかった。

 

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左からカヤ、キョウコ、ケイ、イツキ、リョウゴ

カヤ: スキーでは、コブのコースやジャンプするコースが多くとても疲れた。でもたくさん滑れて楽しかった。

キョウコ: よくコブに行く先生だったから、わりと疲れた。その上、いつもより一回に長い距離を滑ったのでとても疲れた。英語は、微妙なニュアンスだけど理解できたので、結構頑張ったかも(笑

ケイ: 午前中は、日本人が多く、外国人は一人。その外国人も午後から違う班へ行ってしまった。先生とはあまりしゃべれなかったけど、リフトで隣に乗ったおばさんがたくさん話してきた。

イツキ: 英語が全然しゃべれなかった。自分の嫌いなコブばかりで地獄のようだったけどスキーは楽しかった。

リョウゴ: 最初、グループに外国人がいて違和感があった。午後から、いなくなって気分的に嬉しかった。コブ斜面を結構滑ったが、時々深いコブのコースに行くことができて楽しかった。

 

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ショウタロウ: 日本人は僕一人。英語はわからんかったけど、身振り手振りで何とかやった。スキーは楽しかった。

 

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トモナ: 正直言うと、英語はわからなかった。スキーは、午後に二日前に行ったところに行った。前よりも、カーブとか、ちゃんと滑れて楽しかった。

 

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エイタロウ: 日本人は自分だけ。急斜面のコブやツリーランをして楽しかった。Tバーで先生と一緒に乗ったけど、全然しゃべることができずにいた。先生がスマホで曲をかけてくれた。気をつかったくれて曲をかけてくれたと思う。今度は心配かけないように話したい。

 

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左から、エリカ、ハルカ、ユキト、一番右がケント

エリカ: 外国の友達が何人かできて英語が話せたので目標が達成できてよかった。

ハルカ: 少しづつ話すことができて楽しかった。外国の人と仲良くできたし、にぎやかなお兄ちゃんと妹が一緒で楽しかった。

ユキト: 今日は、英語だけじゃなくスペイン語とかいろんな言葉を聞く事が出来てよかったです。

ケント: スキーが上手くなった。メキシコの人がいてスペイン語でしゃべってきたから話をした。思った通り、先生は全然待ってくれませんでした。転んでも行ってしまいました。

 

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ヨシキ: 自分を入れて3名。日本人は僕だけ。ツリーランやコブ斜面をたくさん滑ったのでハードだった。辛かった。

 

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シニアチーム:左からミオ、シュンジロウ

ミオ: 先生にコブの滑り方を教えてもらったので、コブ斜面の滑り方が上手くなった。二人だけだったので、外国の子と話せてよかった。

シュンジロウ: 先生とは話をしたけど、外国の子は年上の子ばかりで話をすることができなかった。スキーでは、コブ斜面に行くのが多く難しかった。

 

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タイイチロウ: 森の中で転んだ。立つのに5分くらいかかった。一人ぼっちになったけど先生がきてくれた。前に滑って行ったら、他のみんなは僕の後ろにいてびっくりした。スキーは楽しかった。英語は、I don’t know ばかり言ってたら、先生が What ! って言った。

 

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ショウヨウ: 午前中のコーチは、コブに行くことはなし。ランチ後にコーチがかわったらジャンプを多くして危なそうなところに行った。途中でトイレに行きたくなったけど、何て言うか、わからなくて我慢した。(昨日、練習したのは?)全く思い出せなかった。

 

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タイセイ: 先生は、滑らせて上達させるタイプの先生だった。長い距離を止まらず滑った。ジャンプする所では、何人もが転んだ。カンボジア人、ロシア人もいて、英語の必要さがつくづくわかった。

 

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コウセイ: 外人とは全然しゃべれていません。スキーはジャンプをいっぱいして楽しかった。全然しゃべれてなかったのは、外国人がかたまっていたから。

 

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無事に戻ってきた頑張り屋のフェローキッズ達。一日中気を遣い、さぞかし疲れた事でしょう。

でも、この笑顔をみてください。やりきったフェローキッズ22名です。

 

フェローキッズができるだけ一緒の班にならないようにスキースクールに配慮してもらいましたが、レベル5では、外国人の参加者が少なく、一部フェローキッズが集まった班もありました。

フェローキッズからもらったコメントの中には、我々が期待するコメントばかりではなく、子どもらしい正直で、ユニークなものもいくつかありました。

楽しかった思い、嬉しかった思い、もしかしたら心残りとか反省、後悔とか、もっとチャレンジすればよかったとか、色んな思いがあるのでしょう。そう思えた事が最大の収穫です。

また、フェローキッズ達には、このような機会をくれた保護者の方々に、「ありがとうの気持ち」を持つ事を伝えました。

今日の思いが、近い将来、大きなチャレンジにつながればなと思っております。

小瀬 信広

 

 

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